津保川沿いの岩石 その16(関市上之保川合赤鍋:チャート層中の石英斑岩)

   津保川沿いには長良川沿いと同様、美濃帯堆積岩類を貫くように、花崗斑岩などの貫入岩を所々で見ることができます。美濃帯堆積岩類が陸地に付加した後に、長良川本流や津保川の東側に広く分布する濃飛流紋岩や、西側に分布する奥美濃酸性岩類に関連したマグマの一部が貫入し、冷え固まった岩石と考えられます。花崗斑岩の中で、石英の自形結晶(斑晶)が大きく目立つものを石英斑岩と呼びますが、上之保川合赤鍋(川合中)ではチャート層に石英斑岩が貫入しています。

関市上之保事務所、上之保生涯学習センターから県道63号を北進し、県道85号との分岐点で85号へ進み、300mほどで旧上之保中学校の東側に架かっている赤い橋(宮前橋)が左側にあります。そこからさらに1.3kmほど津保川の上流に向かって進むと、ゴミステーションや津保川に架かる橋、巡回バスのフリー乗降場がありますので、近くに車を止めます。ゴミステーションの脇から川原へ下りることができます。津保川の左岸を東(上流)に進むと、河床にチャート層や石英斑岩が露出しています。

写真が四種類ありますが、上の写真は石英斑岩を南西から撮ったもので、中上の写真は石英斑岩を接写したものです。写真の縦は3.5cmです。中下の写真はチャート層と石英斑岩の接触部に近づいて南から撮ったものです。左側の灰色をしたものがチャートで、右側の褐色をしたものが石英斑岩です。下の写真は接触部から西へ3mほどのところを南西から撮ったもので、チャート層です。上と中下、下の写真は同じような写真が並んでいますが、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、下の白丸を重ね合わせるようにすると立体的に見えます。





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