長良川沿いの花崗斑岩 その4
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長良川沿いの花崗斑岩 その4 国道156号線を北上し、郡上市美並町に入り、道の駅美並を越え、そこから3.2kmほど進んだところに信号機があります。その交差点の右手に見られる橋は新吉田橋です。橋のあたりから長良川を望むと、白っぽい岩石と黒っぽい岩石が見られます。国道156号線をドライブしていると、長良川沿いに白と黒のコントラストがはっきりした岩石が目に入る場所です。以前市民向けの地質見学会を行ったときに、「美並町で白っぽい岩石と黒っぽい岩石が隣り合って露出しているところがあるけれど、岩石は違うの?」という質問を受けたことがあります。黒っぽい岩石は「長良川沿いのメランジュその4」で紹介した混在岩の一連のものです。白っぽい岩石は花崗斑岩です。混在岩に花崗斑岩が貫入しているのです。新吉田橋の北東側から川原に下り、橋から100mほど北に進んだ左岸に花崗斑岩が露出しています。 写真が三種類ありますが、一番上の写真は花崗斑岩を南西から撮ったものです。真中の写真は花崗斑岩と混在岩が接触しているところを南から撮ったものです。一番下の写真は花崗斑岩を接写したものです。一番上と真中の写真は同じような写真が二枚並んでいますが、写真の下にある左の●と右の●を重なり合わせるように見ると立体的に見えます。