長良川沿いのメランジュ その1

 

長良川沿いのメランジュ その1

長良川沿いには、黒色をした泥岩の中に砂岩やチャートなどの岩塊が入った礫岩のような岩石がところどころで分布しています。通常の礫岩は、河川が運んできた礫、砂、泥のうち、砕かれて砂粒になれなかった粗い礫が集まって堆積した岩石であり、礫の間を埋めているのは砂粒です。ところが、砂よりもさらに細かい泥が大小の岩塊の間を埋めていることから、通常の礫岩ではありません。このような堆積物を「混在岩」といい、それらで構成されている地質体を「メランジュ」と呼びます。海洋のプレートの上に堆積したものが、陸側のプレートの下にもぐりこむ際、はぎ取られ混ざり合いながら陸側のプレートにくっついていく場合の特徴的な地質体です。

国道156号線を北上し、郡上市美並町に入り、さらに北へ進みます。美並町白山地区の美並庁舎(美並振興事務所)を越えてすぐのところに「美並ふるさと館4km」の表示板があります。そこを左折すると県道315号白山内ヶ谷線です。すぐ見える三城橋を渡り右折します。長良川沿いに岩石が露出していますが、長良川の支流である粥川の合流点から南(下流)には黒っぽい泥でできた岩石の中にいろいろな大きさの砂岩やチャートなどの岩塊が入っているのが見られます。

写真が二種類ありますが、いずれも黒っぽい泥岩の中に、岩塊が入っています。上の写真の岩塊は砂岩で、下の写真の岩塊はチャートと砂岩です。それぞれの写真の下の●を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。










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