長良川鉄道沿いの地形・地質編 その22 赤池駅北東の鉄橋下(上流側)のメランジュ(混在岩、層状チャート岩塊など) :赤池駅~深戸駅間、赤池駅を出発して約40秒後の鉄橋(第4長良川鉄橋)下少し上流、左車窓より下方を望む

 長良川鉄道下りにおいて、赤池駅を出発して40秒ほどで鉄橋(第4長良川橋梁)を渡ります。この鉄橋周辺も前回、前々回同様にメランジュが分布しています。3年前の10月22日「長良川鉄道の車窓からみた岩石その8」で、右車窓から見た岩石を紹介しましたが、今回は左車窓から見た岩石を紹介します。左車窓から見える河床露頭は、長良川の水量が多いときは水面下になっています。近づいてみると、岩石としてはチャート(層状チャート)、混在岩、珪質粘土岩が見られます。チャートと珪質粘土岩は大きな岩塊です。

チャートは、大陸から離れた深海底で珪質の殻をもった微生物(放散虫など)の遺骸が主に堆積してできた岩石です。ここのチャートは淡緑灰色~淡青灰色で、層が明確な部分もあります。層が明確な部分では、1cm~6cm厚のチャート層に、淡灰色の数mm厚の泥岩層がはさまっています。珪質粘土岩は粘土鉱物からなる岩石で、チャート層に伴って存在し、中に黒色の珪質泥岩をはさむことを特徴としています。混在岩は基質である黒色泥岩の中に、径が数cm~20cmほどの砂岩などの礫が入っています。

地質図において、この露頭(×地点)は灰色(Mmx)の中にあり、灰色はメランジュからなる地層です。写真が五種類ありますが、上の写真は第4長良川橋梁の上から左車窓下方に見える露頭を撮ったものです。中上の写真は、上の写真の赤丸で囲った部分に近づいて、北西からパノラマで撮ったものです。列車の車窓からではわかりませんが、層状チャート、混在岩、珪質粘土岩が見られます。真中の写真は中上の写真の中央少し右を撮ったもので、層状チャートです。中下の写真は、中上の写真に写っている左側の露頭(珪質粘土岩)を中央にして南西からパノラマで撮ったものです。下の写真は、長良川鉄道の列車を露頭から撮ったものです。スケールとして置いてあるハンマーの長さは約28cmです。真中の写真は同じような写真が二枚並んでいますが、写真の下部の●を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。(地質図はHP「ジオランドぎふ」より 岐阜県博物館提供)







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