長良川鉄道沿いの地形・地質編 その35 自然園前駅~山田駅間(八幡町大和町境界の100mほど北)対岸の砂岩泥岩互層 :自然園前駅~山田駅間、自然園前駅出発後約1分30秒後、左車窓より対岸を望む

 3年前の11月9日「長良川鉄道の車窓からみた岩石その16」、昨年の6月28日「長良川本流沿い露頭編その149」で紹介した郡上市大和町場皿の砂岩泥岩互層の露頭が長良川鉄道の車窓から見えますので、再度紹介します。長良川鉄道下りにおいて、自然園前駅を出て1分30秒ほどたったところで、列車の左車窓から長良川の対岸に岩石が連続的に露出しているのが見えます。砂岩層、砂岩泥岩互層です。長良川鉄道のすぐ東には国道156号が並行して通っていますが、国道沿いに八幡町と大和町の境界の表示板があります。その表示板から北(上流方向)へ100m強進んだところにある露頭が紹介する露頭で、砂岩泥岩互層です。

砂岩泥岩互層は、陸地から海洋へ運ばれた砂や泥がもとになっていますが、浅い海底に堆積した砂や泥がより深い海底へ流れ込み堆積したものが固結した岩石です。砂と泥が交互に堆積したように見えるのは、砂と泥など混じったものがより深い海底へ流れ込む(混濁流と呼びます)と、水の中では粒子の粗い砂が下に、その上に粒子の細かい泥が堆積し、それが繰り返されたためです。このような砂と泥など混じったものが混濁流となって水中で堆積したものを、タービダイトと呼びます。ここの砂岩泥岩互層は、灰色~暗灰色をしていて、下方に砂岩、上方に泥岩という1回の堆積物の厚さは数cm~15cmほどです。

写真が五種類ありますが、上の写真は列車の左車窓から撮ったもので、赤丸で囲った露頭が紹介している砂岩泥岩互層です。中上の写真は上の写真の赤丸で囲った露頭を近づいて南西からパノラマで撮ったもので、真中の写真は中上の写真の中央部を撮ったものです。中下の写真は、中上の写真(または真中の写真)に写っているハンマー付近をより近づいて撮ったものです。淡灰色が砂岩層で、やや暗灰色が泥岩層です。下の写真は、中下の写真の下方右を撮ったものです。なお、中上と真中、中下の写真は、「長良川本流沿い露頭編その149」でも使用しています。スケールとして置いてあるハンマー、シャープペンシルの長さはそれぞれ約28cm、約14cmです。真中と中下の写真は同じような写真が二枚並んでいますが、それぞれの写真の黒丸または白丸を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。(地質図はHP「ジオランドぎふ」より 岐阜県博物館提供)







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