板取川沿いの地質、露頭 その11 美濃市乙狩新河の中州で見られる玄武岩質溶岩 :美濃市乙狩新河の中州河床露頭

前回、「板取川沿いの地質、露頭その10」で紹介した玄武岩質溶岩(石灰岩礫が多く入る)の露頭の対岸(中州)には何ヶ所かで玄武岩質溶岩が露出しています。玄武岩質溶岩は、海洋プレートの形成場所である海嶺で噴出したものか、海洋プレートが移動している際に噴出して火山島となったものです。ここで見られる玄武岩質溶岩は無斑晶質で、暗灰色~暗緑灰色をしています。また、玄武岩質溶岩の中に、幅15cm~17cmの白っぽい層をはさむ部分があります。その白っぽい層には、肉眼で確認する限り、白い鉱物粒(長石?)や1cm以下の径をもつ岩片が多く入っています。石灰岩の1.5cm×0.7cmの礫も入っています。その層の走向・傾斜を測ると、N55°E、65°Sでした。

地質図において、×地点が露頭の位置ですが、白色(a)の中にあり、白色は第四紀の堆積物です。周囲は黄色(Mss)が広く分布していて、おもに砂岩からなる地層です。玄武岩質溶岩は地質図には表現されていません。写真は五種類ありますが、上の写真は玄武岩質溶岩の露頭を北東からパノラマで撮ったもので、中上の写真は上の写真の中央部を撮ったものです。真中の写真は玄武岩質溶岩の割った面を接写したもので、写真の縦は2.5cmです。中下の写真は、白っぽい層を挟む部分を南東から撮ったものです。ハンマーの頭部の右に幅15cm~17cmの白っぽい層が写っています。上の写真(または中上の写真)の露頭の南東6mほどのところにある露頭です。その白っぽい層により近づいて撮った写真が下の写真です。スケールとして置いてあるハンマーと定規の長さは、それぞれ約28cm、約17cmです。中上と中下の写真は、同じような写真が2枚並んでいますが、写真の黒丸または白丸を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。(地質図はHP「ジオランドぎふ」より 岐阜県博物館提供)







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