長良川沿いの玄武岩質溶岩 その2
玄武岩質溶岩が海底で噴火をして海水に触れると、「枕状溶岩」と呼ばれる米俵(または西洋枕)状をした溶岩の塊りが積み重なりながら固まります。熱い玄武岩質溶岩が海水などで急冷すると、表面だけが冷えて固まって殻をつくります。しかし、内部は熱いままなので、できた殻を破って絞り出されるように流れ、また海水で急冷して殻をつくります。これを繰り返して、見かけ上米俵状の形をした溶岩がいくつもできるのです。その「枕状溶岩」が長良川沿いで見られます。郡上市美並町深戸から長良川右岸の県道61号線を北上し、郡上市八幡町に入ったすぐの集落である浅柄地区のゴミステーション付近から下流に広がる河床に見られます。長径50~100cm、短径30~50cmほどの「枕状溶岩」です。写真が二種類ありますが、上は少し離れて撮ったもの、下は近づいて撮ったものです。それぞれの写真の下の●を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、合わせるようにすると立体的に見えます。
コメント
コメントを投稿