長良川沿いの石灰岩 その4(郡上市八幡町穀見)

 

8月12日「長良川沿いの石灰岩その3」で紹介したように、長良川沿いには石灰岩とチャートが繰り返して積み重なっている岩石(石灰岩チャート互層)が見られます。郡上市八幡町にも長良川沿いでチャートにはさまれた石灰岩が露出している場所がありますので、紹介します。以前にも書きましたが、石灰岩は浅い海で形成し、チャートは深い海で形成します。そして、石灰岩は深い海だと溶けてしまい形成されません。このように石灰岩とチャートは、形成条件が全く違うため、石灰岩とチャートが積み重なるように見える産状の形成過程は正確にはわかっていないようです。

今回の場所は、互層と呼べるような交互に積み重なっているわけではありませんが、チャート中に石灰岩が層状に近い状態で何層か入っているのがわかります。国道156号で南方から郡上市八幡町に入り、八幡町の市街地に近づくと最初のコンビニエントストアーが左手(西側)にあります。その北にある工場の西側の長良川左岸に露出しています。コンビニや工場の西に南北に道があり、そこから川へ下りる階段がありますので、そこを使って川へ下ります。周辺には、チャート層が露出したり、レンズ状のチャートが入っている珪質泥岩層が露出したりしています。

写真は二種類ありますが、上は少し離れて南から撮ったもの、下は近づいて撮ったものです。写真の下にある白丸や黒丸を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重なり合わせるようにすると立体的に見えます。白っぽく見えるのが石灰岩で、灰色っぽく見えるのがチャートです。



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