津保川沿いの岩石 その9(関市富之保山崎:砂岩)

 関市武儀事務所から北に向かって津保川沿いに県道63号線を走ると、富之保の粟野に入ったところで割合広い平地が広がります。富之保に幅が広い平地が広がっているのは、削られやすい砂岩が南北に(川の流れの方向に)広く分布していることと、津保川とその支流である武儀倉川、水成川が合流し流量が増えている場所であることに関わっていると思われます。

砂岩などが南北に広く分布しているのは、関市富之保辺りに中之保背斜という軸がほぼ東西方向にあり、緩やかな傾斜で凸型の構造をしているためです。そのため下の図のように、富之保には削られやすい砂岩が広く分布しています。そこを津保川、武儀倉川、水成川などの水の流れが岩石を削って平地を作り出しているのです。

県道58号関金山線を北進し、関市武儀事務所の前で左折し、県道63号を約1.8km進んだところに新粟野橋がありますが、そのまま直進します。左側に大きな建物(武儀生涯学習センター)がありますが、そこを越えて、250mほど先を左折(県道325号)します。100mほどのところにある橋が武儀山崎橋ですが、そこを渡って右折(北進)し近くに車を止めます。橋を渡って右折し20mほどのところに川原へ下りるコンクリートの階段がありますので、そこを下ります。すると、砂岩が点在しています。

図が一枚、写真が四種類ありますが、図は富之保の地下断面を模式的に表したものです。上の写真は武儀山崎橋から北東を望んだもので、〇印で囲んだところを近づいて南西から撮ったものが中上の写真です。中下の写真は砂岩を接写したもので、写真の縦は4.cmです。下の写真は、中上の写真の場所から北東へ50m弱進んだところに露出している砂岩泥岩互層を南西から撮ったものです。中上と下の写真は、同じような写真が2枚並んでいますが、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、写真の下の●を重ね合わせるようにすると立体的に見えます。





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