津保川沿いの岩石 その12(関市上之保山本:石灰岩)

 

美濃帯堆積岩類には石灰岩が含まれます。石灰岩はサンゴ礁での生物の遺骸が堆積したものなので、石灰質の殻をもった生き物(フズリナ、サンゴ等)が化石として含まれることが多いです。2億年以上も前に暖かい海で発達したサンゴ礁が、海底(海洋プレート)が少しずつ動くために移動し、それが陸地に付加したものを見ているのです。「津保川沿いの岩石その13」で紹介する和田野礫岩と呼ばれる礫岩には大小の礫が含まれ、場所によっては玄武岩・石灰岩・チャートの大規模な岩体を伴います。ここ(上之保山本)で見られる石灰岩も和田野礫岩の一部で、大規模な岩体だと思われます。

関市武儀事務所から県道63号を津保川の上流に向かって進み、関市富之保を越え、上之保の温泉施設(ほほえみの湯)の分岐点をさらに北進します。分岐点から1.kmほどの右側に赤い橋を渡る道がありますので、そこを右折します。赤い橋が山本橋です。近くに車を止め、橋の手前(南西側)から川原へ下ります。橋の西側(下流側)30mほどから150mほどの間の河床に2m以下の径をもつ石灰岩が点在しています。

写真は四種類ありますが、上の写真は山本橋の上から西を向いて撮ったもので、中上の写真は橋から西へ150m弱のところに露出している石灰岩を西から撮ったものです。また、中下の写真は同じ石灰岩を少し離れて西から(橋に向かって)撮ったもので、川から露出した石灰岩が点在しています。下の写真は中上の石灰岩を接写したもので、写真の縦は2cmです。中上と中下の写真は同じような写真が二枚並んでいますが、写真の下にある左の白丸と右の白丸を重なり合わせるように見ると立体的に見えます。





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