津保川沿いの岩石 その15(関市上之保川合正洞:砂岩泥岩互層)

   砂岩泥岩互層は、砂と泥の混じったものが海底の斜面で移動し流れ込む際、粒子が粗い砂の上に粒子の細かい泥が堆積し、何回も繰り返すことによって砂と泥が縞状になった堆積物が固結した岩石です。その砂岩泥岩互層が、旧上之保中学校東にある宮前橋下付近に分布しています。砂岩泥岩互層が露出している河床へはすぐ下りることができ、旧上之保中学校の近くの橋の下なのでわかりやすい場所にあります。

県道58号関金山線を北進し、関市武儀事務所手前から県道63号に進み、富之保を越え、上之保に入ります。関市上之保事務所、上之保生涯学習センターをさらに北進し、県道85号との分岐点で85号へ進み、300mほどすると、旧上之保中学校が左側に見え、赤い橋が左手にあります。その橋が宮前橋です。宮前橋の北西側から川へ下りることができます。橋の北側(上流側)30mほどのところに砂岩泥岩互層が露出しています。

写真が四種類ありますが、上の写真は宮前橋から北側を撮ったものです。中上の写真は砂岩泥岩互層を北から撮ったもので、中下の写真は近づいて接写したものです。写真の縦は9cmです。下の写真は砂岩の厚い部分を同様に北から撮ったものです。いずれも白っぽい灰色の岩石が砂岩で、黒っぽい灰色の岩石が泥岩です。中上と下の写真は同じような写真が並んでいますが、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、下の白丸を重ね合わせるようにすると立体的に見えます。





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