県外編 兵庫県 その10’ 青龍洞、白虎洞、朱雀洞(南朱雀洞、北朱雀洞) 玄武洞公園その2 :兵庫県豊岡市赤石玄武洞公園

玄武洞公園には、玄武洞のほか、青龍洞、白虎洞、朱雀洞(南朱雀洞、北朱雀洞)が整備されています。玄武洞公園の玄武岩が有名なのは、柱状節理による自然の造形美だけではありません。有名にしたもう一つの出来事は、ここの玄武岩を使って地球の磁場が過去に反転していたことが見つけられたことです。昭和のはじめ頃に、京都帝国大学(当時)の教授によってここの玄武岩のもつ磁気(残留磁気)が現在の地磁気と反対の向きを指していることが発見されました。玄武岩が冷え固まる時の地磁気の向きが現在とは反対であり、過去の地球の磁場に反転した時期があったことが発表されたのです。

写真が四種類ありますが、上の写真は青龍洞の正面を南から撮ったもので、中上の写真は同じ洞の右側を撮ったものです。青龍洞では縦に長い柱状節理や、曲がった柱状節理を見ることができます。中下の写真は白虎洞を西から撮ったもので、下の写真は南朱雀洞を北西から撮ったものです。白虎洞は玄武洞や青龍洞に比較すると規模は小さいですが、水平に近い方向に伸びた柱状節理とその断面が見られます。南朱雀洞では柱状節理に近づいて見ることができます。いずれの写真も同じような写真が二枚並んでいますが、それぞれの写真の下の黒丸や白丸を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。







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