県外編 滋賀県 その19 石山寺に見られる珪灰石 :滋賀県大津市石山寺

   石山寺の境内には石灰岩が熱変成した結晶質石灰岩(大理石)が広く露出しています。結晶質石灰岩の中に珪灰石が含まれています。珪灰石は石灰岩(CaCO)に珪酸(Si)が加わってできた変成鉱物(スカルン鉱物)で、ふつうは繊維状の塊で、色は白色です。

写真が四種類ありますが、上の写真は石山寺の多宝塔の下に見られる岩石を撮ったもので、中上の写真は少し近づいて説明板を入れて撮ったものです。全体が珪灰石というわけではなく、結晶石灰岩(大理石)と珪灰石が見られます。もっと近づくと、中下の写真のように、繊維状の白い結晶が見える部分があり、これが珪灰石です。この写真の縦は約7cmです。下の写真は多宝塔につながる階段から下を撮ったものです。上と中上、下の写真は同じような写真が二枚並んでいますが、それぞれの写真の下の白丸や黒丸を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。





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