県外編 静岡県 その21 溶岩流の端の崖にかかる滝(浄蓮の滝)と柱状節理 :静岡県伊豆市湯ヶ島

  伊豆半島の中央部で、浄蓮の滝の南東にある鉢窪山(伊豆東部火山群のひとつ)は約1万7000年前に噴火しました。この噴火で流れ出した溶岩が国道136号が走っている茅野地区の台地をつくっているようです。その溶岩の北西部の端にかかる滝が浄蓮の滝です。正面から見て浄蓮の滝の右下には、溶岩が柱を束ねたような状態になっている柱状節理が見られます。柱状節理は液体であるマグマが冷却して固体になるときに体積が小さくなるために、規則正しい割れ目ができ形成されたものです。基本的には六角形の柱状になるように割れ目が入っています。

写真が四種類ありますが、上の写真は浄蓮の滝を正面から撮ったもので、中上の写真は少しはなれて撮ったものです。中下の写真は滝の右下の部分を望遠で撮ったもので、柱状節理が発達しているのがわかります。下の写真は滝の上部を望遠で撮ったものです。いずれの写真も同じような写真が二枚並んでいますが、それぞれの写真の下の●を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。





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