県内美濃地方編 その21 美濃加茂市・可児市周辺11 可児市大脇木曽川沿いのメランジュ(美濃帯堆積岩類) :可児市大脇の木曽川左岸河床(大脇にある温泉施設の北側)

   美濃帯堆積岩類のように、海洋で堆積した堆積岩類などが日本列島に付加した付加体堆積物には、メランジュと呼ばれる地質体が見られます。以前「長良川沿いのメランジュその1~6」で長良川沿いの露頭は紹介しましたが、可児市大脇の木曽川沿いでも見ることができます。メランジュは、海洋のプレートの上に堆積したものが、陸側のプレートの下にもぐりこむ際、はぎ取られ混ざり合いながら陸側のプレートにくっついていく場合の特徴的な地質体で、黒色をした泥岩の中に砂岩やチャートなどの岩塊が入った混在岩と呼ばれる岩石が見られます。可児市大脇の木曽川左岸河床では、砂岩や破断した砂岩泥岩互層(本来層状である砂岩はレンズ状やちぎれた形状となっている砂岩泥岩互層)、チャート、珪質粘土岩(美濃帯堆積岩類中に見られる礫、砂、泥などの砕屑物をほとんど含まず、粘土鉱物だけからなる岩石)を岩塊として含んでいる混在岩が見られます。

   写真が四種類ありますが、上の写真は可児市大脇の川原を北よりパノラマで撮ったもので、左側上部に少し写っているのが近くにある温泉施設です。この露頭は、チャートと混在岩の接触部が見られるところです。中上の写真は砂岩がレンズ状に入った混在岩を西から撮ったもので、中下の写真は近づいて撮ったものです。下の写真は甌穴を南東から撮ったもので、2.7m×2.0mほどの甌穴です。中上と下の写真は同じような写真が二枚並んでいますが、写真の下にある白丸を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。





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