県内美濃地方編 その23 美濃加茂市・可児市周辺13 松野湖周辺の土岐花崗岩の風化 :瑞浪市日吉町松野湖周辺

  前回紹介した鬼岩公園内を流れる平岩川の上流に、人造湖である松野湖があります。そして、その松野瑚周辺にも花崗岩が分布します。花崗岩は堅固な岩石ですが、風化してばらばらになって砂粒や小さな礫などの粒状になりやすい岩石です。松野湖周辺ではかなり風化して、ばらばらになった粒が多く見られる場所があります。国道21号から松野湖方面へ県道366号飛騨木曽川公園線(御嵩町~瑞浪市)で進み、県道366号の入口から約3.5km(松野湖をもうすぐで越えるというところ)の右側に露頭があります。その露頭で風化した花崗岩を見ることができます。

花崗岩は、同じような大きさの鉱物が互いに密着してできています。気温変化などによってそれぞれの鉱物がわずかに膨張・収縮を繰り返しますが、鉱物によってその度合いが異なり、また同じ鉱物でも方向によって異なるため、鉱物単位でひずみが生じ、結合がはがればらばらになり、砂粒を生成することになります。このばらばらになった粒をマサ(真砂)と呼びます。また、花崗岩を構成している主な鉱物の一つである長石は粘土鉱物になりやすいということもあり、鉱物自体くずれてしまうこともあります。

写真が四種類ありますが、上の写真は風化した花崗岩が見られる露頭を北西からパノラマで撮ったもので、中上の写真は近づいて撮ったものです。中下の写真は上の写真の右側の花崗岩の風化を撮ったもので、花崗岩が刃物で切られたかのようにはがれているのがわかります。花崗岩は方状節理が発達しているため、このように節理面で割れたと思われます。下の写真は、上の写真の10mほど南の露頭を北から撮ったもので、同様に花崗岩が風化しています。中上と中下、下の写真は同じような写真が二枚並んでいますが、それぞれの写真の白丸や黒丸を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。






 

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