県内美濃地方編 その33 土岐市・瑞浪市周辺7 多治見市笠原町花水樹ふれあいパーク内の土岐砂礫層 :多治見市笠原町上原花水樹ふれあいパーク内の露頭

   土岐砂礫層は、岐阜県の東濃地域から中濃地域にかけて、丘陵地や高原に広く分布します。主には礫層からなり、砂層、粘土層、火山灰層がしばしばはさまっています。礫層に含まれる礫は、かなり広い範囲に分布していることもあって、場所によって礫の種類に差異があります。全体的には、10cm前後の径をもつ濃飛流紋岩や数cm~20cmの径をもつチャート・泥岩・砂岩が主体で、ほとんどが丸みを帯びた礫からなります。花水樹ふれあいパーク内の露頭では、1cm~10数cm径の円礫が多く、かなり多くがチャートです。堆積年代はまだ明確にはなっていないようですが、新第三紀鮮新世(500万年前~300万年前)頃に堆積したようです。

   写真が四種類ありますが、上の写真は花水樹ふれあいパーク内の露頭を南からパノラマで撮ったもので、中上の写真は上の写真の中央左を南から撮ったものです。小さくて見にくいですが、中上の写真の中央少し左に写っているスケールの長さは1mです。中下の写真は近づいて撮ったもので、下の写真は違う場所を近づいて撮ったものです。黄色のスケールの長さは20cmです。中上と中下の写真は同じような写真が二枚並んでいますが、写真の下にある●を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。





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