県内美濃地方編 その55 関市・郡上市周辺1 関市百年公園内の砂岩泥岩互層 :関市小屋名百年公園内遊歩道沿い北露頭

関市・美濃市・郡上市の川沿いの露頭につきましては、岐阜県の長良川、板取川、津保川沿いの岩石で紹介してきました(202083日長良川沿いの玄武岩質溶岩~202124日津保川沿いの岩石その21)。それら以外紹介できる露頭について、関市・郡上市周辺として何回かに分けて紹介します。

岐阜県博物館がある百年公園内では、遊歩道沿いで美濃帯堆積岩類の砂岩泥岩互層の露頭が見られます。砂岩泥岩互層は、砂や泥の混じったものが海底の斜面で移動し流れ込む時、粒子が粗い砂は下に、その上に粒子の細かい泥が堆積し、それが何回も繰り返し、固結することによってできたものです。百年公園内の砂岩泥岩互層は、垂直に近く傾いていますが、堆積時は水平に近いはずで、その後の変動で傾いています。堆積当時の上下を判別するのに、砂と泥が混ざったものが流れ込んだ時、水の中では、粒子が粗い砂は下に、その上に粒子の細かい泥が堆積しますので、下から連続的に砂→泥が堆積し、シャープな面で急に砂が堆積し、また連続的に砂→泥が堆積するといったことで、上下を判別します。それからすると、この露頭では左側が堆積当時の下位で、右側が上位であることがわかります。

写真が三種類ありますが、上の写真は砂岩泥岩互層をパノラマで南から撮ったもので、真中の写真は上の写真の中央部分を同様に南から撮ったものです。下の写真は近づいて撮ったもので、いずれの写真も黄色のスケールは約20cmです。下の写真で、出っ張っている層が砂岩層で、出っ張っていない層が泥岩層です。真中と下の写真は同じような写真が二枚並んでいますが、それぞれの写真の黒丸または白丸を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。




 

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