県内美濃地方編 その64 関市・郡上市周辺10 高鷲町鷲見の安山岩質溶岩と火山角礫岩 :郡上市高鷲町鷲見(県道452号沿い)
高鷲町鷲見田代の県道452号と県道321号との交差点から、452号の方へ(東へ)3.7kmほど進んだ左側(北側)に横幅45m以上、高さ10数mの露頭があります。立石キャンプ場の手前(西)300mほどのところで、前回紹介した露頭の手前(西)1.2kmほどのところです。ここでは、安山岩質溶岩と火山角礫岩が露出しています。見かけ上は火山角礫岩の上に溶岩が載っている状況です。溶岩は斜長石を多量に含み、角閃石も含んでいます。火山角礫岩は、淡赤紫色をした基質中に灰色の岩塊を含んでいます。岩塊は安山岩質溶岩で、数cm~50cm径の角礫が多く、大きなものは1m以上の角礫も見られます。
写真が五種類ありますが、上の写真は北露頭を南からパノラマで撮ったもので、中上の写真は上の写真の中央右側を縦長で撮ったものです。真中の写真は同じく中央右側を撮ったもので、3枚ともスケールは1mです。中下の写真は、近づいて火山角礫岩を撮ったもので、黄色のスケールは約20cmです。下の写真は溶岩を割った面を接写したもので、写真の縦は3.5cmです。真中と中下の写真は同じような写真が二枚並んでいますが、それぞれの写真の下部にある●を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。
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