県内美濃地方編 その70 西濃地域5 揖斐川町久瀬日坂川右岸の貝月山花崗岩と貫入岩 :揖斐郡揖斐川町久瀬温泉西の日坂川右岸

   貝月山花崗岩は、貝月山(標高1,234m)周辺に南北約14km、東西約11.5kmの規模で分布する花崗岩体で、西濃地域の国見岳スキー場、揖斐高原スキー場は貝月山花崗岩体の斜面を使ったスキー場です。調査によると、貝月山花崗岩体中に規模は小さいですが、様々な貫入岩があるようです。県道40号を揖斐高原スキー場に向かって進むと、揖斐川町久瀬日坂に温泉施設があります。その温泉施設から100m弱のところに上栃江橋があります。そこから日坂川上流15mほどの右岸(対岸)に露頭が見えます。白っぽく見える貝月山花崗岩に、黒っぽい貫入岩が入っているのがわかります(下の写真)。

写真が五種類ありますが、上の写真は日坂川右岸の露頭を北西からパノラマで撮ったもので、中央左側や中央下部、右側に黒っぽく写っているのが貫入岩です。淡褐色をしているのが花崗岩です。中上の写真は、上の写真の左側に写っている貫入岩の一部を西から撮ったものです。真中の写真は花崗岩と貫入岩の境界を近づいて撮ったもので、黄色のスケールは20cmです。中下の写真は花崗岩を接写したもので、写真の縦は5cmです。下の写真は道路(県道40号)から撮りました。中上と真中、下の写真は同じような写真が二枚並んでいますが、それぞれの写真の下部の白丸または黒丸を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。







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