「すべらない砂甲子園」全国大会に岐阜県代表で出場します! リンクを取得 Facebook Twitter Pinterest メール 他のアプリ 7月 18, 2021 「すべらない砂甲子園」とは国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)の研究に欠かせない「砂」の世界をより身近に、そしてよりディープに知ることができる一大イベントです。全国津々浦々にある砂が戦い「一番すべらない砂」=「最強の砂」を決定する室内実験的格闘競技大会です。 リンクを取得 Facebook Twitter Pinterest メール 他のアプリ コメント
長良川鉄道沿いの地形・地質編 その45 「ジオ鉄」って何? 7月 17, 2023 今まで、「美濃太田駅」を出発して、終点「北濃駅」に至るまで、長良川鉄道沿いの地形および地質を44回にわたって紹介しました。特に、地質に関しては、車窓から見える露頭について写真の掲載とともに述べてきました。 「ジオ鉄」って聞いたことがありますか。「ジオ鉄」は、地球や大地を表す言葉に用いられる「 geo (ジオ)」と、鉄道ファンの愛称「鉄(テツ)」にちなんだ造語で、公益財団法人深田地質研究所によって商標登録されている言葉です。大地のつくりと鉄道との結びつきを大切にして、地質と鉄道の両面からのかかわりについてや、周囲のいろいろな環境(文化や産業、食なども含めて)について深く学ぼうという活動が行われつつあります。 今回の44回のブログを通して、鉄道に興味をもっている方が地形や地質について認識を深めたり、地形・地質に興味をもっている方が実際に長良川鉄道で旅をしたりすることを願っています。地質図には、ブログごとのスポット(露頭の場合はジオサイト)に番号を付けました。長良川鉄道は全長72 . 1kmありますので、地質図の細かいところはわかりにくいため、それぞれのブログに載っている地質図をご覧ください。 日本地質学会では、毎年惑星地球フォトコンテストが行われています。いろいろな賞があるのですが、その一つに「ジオ鉄賞」という賞があって、「ジオ」を「鉄道」と組み合わせることで、「ジオ」の魅力が引き立ち、列車で旅に出かけたくなる写真が選出されています。長良川鉄道とジオの写真も選出されています。 掲載した地質図は、HP「ジオランドぎふ」の地質図をもとにして、長良川鉄道周辺の地質を黒線で囲いました。地質図の凡例は、黒線に囲われた部分の地質の凡例を載せてあります。ほかの部分の凡例は、HP「ジオランドぎふ」を見てください。写真は、ジオと長良川鉄道とを組み合わせた写真です。第12回惑星地球フォトコンテストの「ジオ鉄賞」に選ばれた写真です。撮影場所は郡上市美並町赤池地区で、「 長良川鉄道沿いの地形・地質編その21」で紹介したジオサイトです。(地質図はHP「ジオランドぎふ」より 岐阜県博物館提供) 美濃地学 - 地学のおもしろさを、美濃から (minotigaku.com) 続きを読む
都市(名古屋)で見られる化石 その14 :アンモナイトの化石の断面とドーナツの断面 2月 22, 2024 建築石材の中に入っているアンモナイトの化石は、博物館で見るアンモナイトとは異なり、平面形(断面)でしか見ることができません。博物館で見るアンモナイトは、アンモナイトの特徴を示すように展示されていて、あくまでも立体です。それに対して、 都市で見られるアンモナイトは、石材の中に入っているため、いろいろな断面でカットされています。見慣れていないと、せっかくアンモナイトを探しても、本当にアンモナイトかどうかがわからないでしょう。そのため、どのようにカットされると、どのように見えるのかを理解しておく必要があります。カットによってアンモナイトがどのように見えるかを示すために、アンモナイトの断面をドーナツの断面と比較してみました。アンモナイトの断面の写真は、名古屋駅周辺のジュラマーブルイエローの石材中に見られるものを使用しました。 写真は7種類あります。アンモナイトの断面に合わせて、ドーナツを切ってみました。1番上の写真以外は、アンモナイトの断面を上に、その断面に合わせて切断したドーナツを下に載せました。ドーナツは1番上の写真と同じものを切りました。2番目の写真は、平面に対して平行に切った横断面です。これはアンモナイトであることがわかるでしょう。3番目の写真は平面に対して垂直に切った縦断面で、4番目の写真はななめに切った断面です。アンモナイトの切り方によって、断面の見え方がこれだけ違うのです。特に、一番下の写真のように切られていたら最初はなかなかわからないでしょう。 美濃地学 - 地学のおもしろさを、美濃から (minotigaku.com) 続きを読む
都市(名古屋)で見られる化石 その7 :名古屋駅近辺ミッドランドスクエア3階の壁の厚歯二枚貝、柱のサンゴ 1月 26, 2024 ミッドランドスクエアの3階には、一面に化石の入っている壁があります。淡いグレーの石材で、化石が所狭しと入っているのがわかります。すべて厚歯二枚貝です。この石材は、イタリア産のアウリジーナ・フィオリータという石灰岩です。後ほど(「 都市で見られる化石その23」 )紹介しますが、松坂屋南館の7階(松坂屋美術館)、8階(マツザカヤホール)の壁でも同じ石材が使われています。 厚歯二枚貝は中生代白亜紀のかなり短い時期に爆発的に栄え、白亜紀末に絶滅した中生代特有の貝類です。ヨーロッパでは建築石材に含まれる身近な化石として知られているようです。厚歯二枚貝の多くは、現在生きているカキやシャコガイのように、片方の貝殻で海底に固着した生活を送ったようです。二枚貝としては比較的大型で、厚手の殻をもっています。二枚貝の分類は、貝殻の蝶番(ちょうつがい)の部分にある殻と殻を合わせるための歯(鉸歯(こうし)と呼ぶ)の形が決め手となりますが、その鉸歯が非常に大きく頑丈にできています。厚手の鉸歯をもつ二枚貝ということで、厚歯二枚貝と呼ばれるようです。貝殻の形はさまざまで、二枚貝とは思えない非常に奇妙な形状の殻をもつものも多いです。円錐を逆さにした容器に 蓋をしたような形のものや 巻貝の殻を左右に2つ合わせたような形をしたもの、 左右の殻が水牛の角のように弓状に曲がった形をしたものなどがあります。 3階では、柱にも化石が見られます。 石材は1階の柱と同様に暗灰色で白い筋が入っていますので、フランス産のヘンリー4世という石材のように思いますが、確認はとれてないです。中に サンゴが入っています。 写真は6枚ありますが、いずれもミッドランドスクエア3階で見られる化石です。1番上の写真は壁を斜めから撮ったもので、部分的に近づいて撮ったものが2番目と3番目のの写真です。ばらばらになっていますが、厚歯二枚貝です。下3枚の写真は柱の一部を撮ったもので、いずれもサンゴが写っています。上の写真以外はスケールが入っていますが、指を一緒に撮った写真から長さを読み取ってつけたため、正確さはやや欠けます。 美濃地学 - 地学のおもしろさを、美濃から (minotigaku.com) 続きを読む
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