「すべらない砂甲子園」全国大会に岐阜県代表で出場します! リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 7月 18, 2021 「すべらない砂甲子園」とは国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)の研究に欠かせない「砂」の世界をより身近に、そしてよりディープに知ることができる一大イベントです。全国津々浦々にある砂が戦い「一番すべらない砂」=「最強の砂」を決定する室内実験的格闘競技大会です。 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ コメント
都市(名古屋)で見られる化石 その14 :アンモナイトの化石の断面とドーナツの断面 2月 22, 2024 建築石材の中に入っているアンモナイトの化石は、博物館で見るアンモナイトとは異なり、平面形(断面)でしか見ることができません。博物館で見るアンモナイトは、アンモナイトの特徴を示すように展示されていて、あくまでも立体です。それに対して、 都市で見られるアンモナイトは、石材の中に入っているため、いろいろな断面でカットされています。見慣れていないと、せっかくアンモナイトを探しても、本当にアンモナイトかどうかがわからないでしょう。そのため、どのようにカットされると、どのように見えるのかを理解しておく必要があります。カットによってアンモナイトがどのように見えるかを示すために、アンモナイトの断面をドーナツの断面と比較してみました。アンモナイトの断面の写真は、名古屋駅周辺のジュラマーブルイエローの石材中に見られるものを使用しました。 写真は7種類あります。アンモナイトの断面に合わせて、ドーナツを切ってみました。1番上の写真以外は、アンモナイトの断面を上に、その断面に合わせて切断したドーナツを下に載せました。ドーナツは1番上の写真と同じものを切りました。2番目の写真は、平面に対して平行に切った横断面です。これはアンモナイトであることがわかるでしょう。3番目の写真は平面に対して垂直に切った縦断面で、4番目の写真はななめに切った断面です。アンモナイトの切り方によって、断面の見え方がこれだけ違うのです。特に、一番下の写真のように切られていたら最初はなかなかわからないでしょう。 美濃地学 - 地学のおもしろさを、美濃から (minotigaku.com) 続きを読む
県内美濃地方編 その4 各務原市周辺4 高位段丘礫層 :各務原市鵜沼伊木山 3月 21, 2021 各務原市の南東部にある伊木山では、「伊木山の不整合」という表示板の東側で露頭(地層などが見えるように露出しているところ)が見られます。おもにチャートからなる基盤の美濃帯堆積岩類を覆って、凸凹面で境されて礫層がのっています。中生代に堆積した美濃帯堆積岩類の上に、第四紀の地層が重なっていますので、このようなかなりの堆積年代のギャップをもつ地層の重なり方を不整合といいます。この礫層の礫はスコップなどでも削れるほど風化して軟らかくなっています。このように礫が風化してまるで腐ったような状態に見えるものをくさり礫と呼ぶことがあります。このくさり礫は分布範囲が狭く、どのような場所で堆積したものかはっきりとはわかりません。段丘礫層とするならば、高い位置にある段丘の堆積物となりますので、「高位段丘礫層」と呼びます。 写真が二種類ありますが、上の写真は表示板の横の露頭を南東から撮ったもので、下のの写真は少し近づいて撮ったものです。右端に写っているスケールは1mです。下の写真は同じような写真が二枚並んでいますが、写真の●を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。 続きを読む
都市(名古屋)で見られる化石 その16 :セントラルパーク地下街1(東と中央の通りの床) 2月 29, 2024 セントラルパーク地下街の通路床の一部には、赤褐色の大理石(正しくは石灰岩)であるスペイン産のロッソアリカンテが使われています。ロッソアリカンテという石材は、中生代ジュラ紀の海で形成された石材であるため、アンモナイトなどの化石が入っています。渦巻き模様のわかるアンモナイトや、けっこう大きなアンモナイトの縦断面を見ることができますが、気にしなければ踏みつけていることでしょう。確認したところ20個以上のアンモナイトなどが見られますので、2回に分けて紹介します。 セントラルパーク地下街の図を入れました。赤丸の位置がアンモナイトの見られる場所です。網羅しているわけではありませんが、確認できたところを赤丸で示しました。図はエクセルで作成しましたので、店舗(黄色)の形などは正確ではありませんが、だいたいの場所はわかると思います。今回は、東の通りと中央通りの床で確認したアンモナイトを紹介します。 写真は18枚ありますが、いずれもセントラルパーク地下街床のアンモナイトです。上から順に図のa~gです。aはわかりにくいですが、中央にうっすら見えます。bの場所では4個確認できました。bの1番上のアンモナイトが確認しやすいと思います。cの場所では9個確認できました。cの上の2枚は縦断面です。eはアンモナイトの端の縦断面ですが、大きいです。eの写真には灰色をしたベレムナイトの断面も見られます。fの写真もアンモナイトの縦断面ですが、こちらは小さいです。bの1番上とgは、2000年に出版された「大野寛次・下坂康哉著:ビル街の化石・鉱物わくわく探検隊-名古屋+周辺(風媒社)」にも紹介されているアンモナイトで、現在も残っています。 写真にはすべてスケールが入っていますが、指などを一緒に撮った写真から長さを読み取ってつけたため、正確さはやや欠けます。 美濃地学 - 地学のおもしろさを、美濃から (minotigaku.com) 続きを読む
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