長良川本流沿い露頭編 その16 美濃市横持の南の砂岩泥岩互層 :美濃市保木脇横持の南長良川左岸河床露頭
美濃市横持の長良川沿いは、地質図を見る限り、おもに砂岩層とチャート層が分布しますが、砂岩泥岩互層や黒色のチャート層、チャート石灰岩互層、チャート層の褶曲、チャート層内のドロマイトなどを観察することができます。美濃市横持付近は、長良川が東に大きく曲流しているところですが、杏谷(北)と漆谷(南)の2本の支流が東から流れ込んでいます。漆谷の流れ込んでいる辺りから南は、おもに砂岩からなる地層が分布しています。地質図の×地点には砂岩泥岩互層の露頭が確認できます。チャートが北側に分布していますが、接触部は確認できていません。
地質図において、×地点の南には黄色(Mss)のおもに砂岩からなる地層、北にはオレンジ色(Mch)のおもにチャートからなる地層が分布しています。写真が四種類ありますが、上の写真は砂岩泥岩互層を北から撮ったもので、中上の写真は上の写真の中央部やや下を撮ったものです。白っぽく見えるのが砂岩層で、黒っぽく見えるのが泥岩層です。中下の写真は、上の写真の右側下部を近づいて撮ったものです。下の写真は、上の写真と同じ露頭を南から撮ったものです。うしろに見える背の高い岩石(左と右のもの)はチャートです。スケールとして置いてあるハンマー、シャープペンシルの長さはそれぞれ約28cm、約14cmです。中上と中下、下の写真は同じような写真が二枚並んでいますが、それぞれの写真の白丸を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。(地質図はHP「ジオランドぎふ」より 岐阜県博物館提供)
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