長良川本流沿い露頭編 その45 美濃市上河和神母橋上流の珪質粘土岩 :美濃市上河和神母橋上流100m弱の左岸河床露頭

   昨年の9月14日「長良川沿いの珪質粘土岩その1」で紹介した美濃市上河和の神母橋上流の珪質粘土岩を再度紹介します。美濃帯堆積岩類において、礫、砂、泥などをほとんど含まず、粘土鉱物だけからなる珪質粘土岩と呼ばれる岩石があります。珪質粘土岩は、チャート層に伴って存在し、中に黒色の珪質泥岩をはさむことを特徴としています。調査研究によって、中生代三畳紀の層状チャートの基底部に存在することがわかっていて、三畳紀初期における酸素が少ない状態の海洋で堆積したものだと考えられています。実際に化石はほとんど含まれないようです。

地質図において、この露頭がある×地点は青紫色(Mto)が分布し、珪質粘土岩及び優黒色泥岩からなる地層です。写真が四種類ありますが、上の写真は珪質粘土岩の露頭を北西からパノラマで撮ったもので、中上の写真は上の写真のほぼ中央を撮ったものです。ここの珪質粘土岩は淡灰色~淡黄灰色で、見かけ上幅数cm~5cmの細長いレンズ状の黒色の珪質泥岩をはさみます。中下の写真は、上の写真のハンマー周辺を近づいて撮ったものです。下の写真は、ほぼ同じ場所を北東から撮ったものです。スケールとして置いてあるハンマー、黄色の定規の長さはそれぞれ約28cm、約20cmです。中上と下の写真は同じような写真が二枚並んでいますが、それぞれの写真の白丸を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。(地質図はHP「ジオランドぎふ」より 岐阜県博物館提供)






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