長良川本流沿い露頭編 その60 「道の駅美並」の東の河原で見られる珪質泥岩層 :郡上市美並町上田木尾の「道の駅美並」東の右岸露頭

  「道の駅美並」の東側には長良川が流れていて、階段を使って河原(右岸)に下りることができます。河原へ下りると左手(上流側)に黒っぽい露頭があります。それが珪質泥岩層です。珪質泥岩は、「長良川本流沿い露頭編その51」で述べたように、海洋でプレート上に堆積したものが陸地へ向かって移動する際に、チャートのように陸地から砂や泥が届かないような深海底ではなく、やや陸地に近づいたところで堆積したものです。美濃帯堆積岩類のように、海洋で噴出したり堆積したりしたものが陸地に付加したという堆積物(付加体堆積物と言います)は、基本的には玄武岩、石灰岩、チャート、珪質泥岩、泥岩・砂岩の順に堆積しています。そのため、玄武岩、石灰岩、チャート、珪質泥岩、泥岩・砂岩の順に形成した年代が若くなります。しかし、付加した時の変形によりその堆積の順番が失われています。

地質図において、この珪質泥岩層の露頭(×地点)はそら色(Msi)の中にあります。そら色は珪質泥岩からなる地層です。珪質泥岩の南や北は、オレンジ色(Mch)のおもにチャートからなる地層が分布しています。写真が四種類ありますが、上の写真は珪質泥岩層を南東からパノラマで撮ったもので、中上の写真は上の写真の中央少し左を撮ったものです。露頭全体が珪質泥岩です。中下の写真は、中上の写真のハンマー周辺を近づいて撮ったものです。下の写真は、上の写真の露頭から長良川上流に向かって150mほど進んだところにある珪質泥岩層の露頭を北から撮ったものです。スケールとして置いてあるハンマーの長さは約28cmです。中上と下の写真は同じような写真が二枚並んでいますが、それぞれの写真の白丸を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。(地質図はHP「ジオランドぎふ」より 岐阜県博物館提供)






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