長良川本流沿い露頭編 その67 美並町勝原左岸の花崗斑岩 :郡上市美並町大原勝原左岸露頭(勝原橋の約200m上流の左岸)

   美並町勝原の勝原橋の下流には花崗斑岩などの貫入岩が何ヶ所かで見られます(長良川本流沿い露頭編その62~65)が、勝原橋の上流側(北)にも花崗斑岩が露出しています。勝原橋を渡り温泉施設へ向かう途中、左手に勝原消防詰所があります。近辺に車を止め、そこを西へ進み突き当りを河原へ下りると、すぐ南に花崗斑岩の露頭があります。大きな露頭は、東西17mほど、南北9mほど、高さ5mほどあります。花崗斑岩の表面は淡紫灰色~淡褐灰色をしていて、5mm~1cm径の石英が点在し、カリ長石も5mm~1cm径のものが入っています。

地質図において、この露頭(×地点)周辺の花崗斑岩は朱色(Gp)で表現してあります。写真が四種類ありますが、上の写真は花崗斑岩の露頭を西からパノラマで撮ったもので、中上の写真は上の写真の中央部を撮ったものです。露頭の右下に写っているスケールは1mです。中下の写真は、上の写真に写っているスケールの上部付近を近づいて撮ったものです。下の写真は花崗斑岩を接写したもので、写真の縦は5cmです。スケールとして置いてあるハンマーの長さは約28cmです。中上と中下の写真は同じような写真が二枚並んでいますが、それぞれの写真の●を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。(地質図はHP「ジオランドぎふ」より 岐阜県博物館提供)






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