長良川本流沿い露頭編 その91 美並町三日市の砂岩層 :郡上市美並町三戸三日市左岸露頭

   一昨年の8月27日「長良川沿いの砂岩、泥岩その2」で紹介した美並町三日市の砂岩層を再度紹介します。美並町本(くじもと)と三日市に架かっている講話橋の左岸を堤防沿いに西へ(下流に向かって)350mほど進むと、左岸に岩石が連続して露出しています。その露出しているのが、砂が堆積して固まった砂岩です。砂などが水中で静かに堆積するときは、粒度の大きなものが先に沈み、粒度の小さなものが遅れて沈みます。そのため一回の堆積においては、大きな粒が下の方に、小さな粒が上の方に堆積します。このように、下部から上部に向かって堆積物の粒の大きさ(粒径)が次第に小さくなっている堆積構造を級化層理と呼びます。級化層理が見られる場合は、堆積時の上下がわかります。

地質図において、砂岩層が露出している×地点は黄色(Mss)の中にあり、黄色はおもに砂岩からなる地層です。南にはメランジュからなる地層(Mmx)が広く分布しています。写真が四種類ありますが、上の写真は砂岩層を南西からパノラマで撮ったもので、中上の写真は上の写真の中央下部を撮ったものです(ハンマーの位置は同じです)。中下の写真は、中上の写真(または上の写真)に写っているハンマーの上部を近づいて撮ったものです。堆積面(オレンジ色の点線)は斜めになっていますが、下の方は砂粒が大きく、上の方は砂粒が小さいのがわかります。写真の縦は10cmです。下の写真は、中上の露頭の裏側を東から撮ったものです。級化層理が見えます。なお、中上と中下の写真は「長良川沿いの砂岩、泥岩その2」で掲載した写真を使用しました。スケールとして置いてあるハンマー、黄色の定規の長さはそれぞれ約28cm、約20cmです。中上と下の写真は同じような写真が二枚並んでいますが、それぞれの写真の白丸を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。(地質図はHP「ジオランドぎふ」より)





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