長良川本流沿い露頭編 その113 八幡町貝付のチャートの角礫を含む玄武岩 :郡上市八幡町西乙原貝付右岸の河床露頭(高速道路橋脚(東側)北へ50mほど河床)

   前々回の「長良川本流沿い露頭編その111」では、八幡町貝付-名津佐に架かっている高速道路の東と西の橋脚の間に露出しているチャートと玄武岩が混在している露頭を紹介しました。東側の橋脚の北へ50mほどのところには、玄武岩質溶岩が露出しています。そして、その玄武岩質溶岩にはチャートの角礫が入っているのを確認することができます。チャートの角礫が入っているということは、玄武岩質溶岩が噴出する前にチャート層があり、そこを貫いて噴出したことを物語っています。ここの露頭では、緑灰色の玄武岩の中に、暗青灰色のチャートの角礫を含んでいます。

地質図において、チャートの角礫を含む玄武岩質溶岩の露頭(×地点)の付近には、緑色(Mbs)、オレンジ色(Mch)、灰色(Mmx)が分布しています。緑色はおもに玄武岩質火山岩類(緑色岩)からなる地層で、オレンジ色はおもにチャートからなる地層で、灰色はメランジュからなる地層です。写真が四種類ありますが、上の写真はチャートの角礫を含む玄武岩質溶岩の露頭を東からパノラマで撮ったもので、中上の写真は上の写真の中央部を撮ったものです。中下の写真は、上の写真(または中上の写真)に写っているハンマー付近を近づいて撮ったものです。ハンマー頭部の左上にある礫が14cm×14cmのチャートで、見にくいですがその礫の左下にあるのが横36cm×縦18cmのチャートの角礫(レンズ状)です。下の写真は、同じ露頭を南から撮ったものです。スケールとして置いてあるハンマー、黄色の定規の長さはそれぞれ約28cm、約20cmです。中上と下の写真は同じような写真が二枚並んでいますが、それぞれの写真の黒丸または白丸を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。(地質図はHP「ジオランドぎふ」より 岐阜県博物館提供)





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