長良川本流沿い露頭編 その129 八幡町千虎左岸の砂岩層など :郡上市八幡町吉野千虎左岸露頭(千虎にある観光ホテル南西の長良川左岸河床)

  美濃帯堆積岩類の中で、玄武岩質溶岩、石灰岩、チャートなどは、陸側の影響を受けないような海洋で噴出したり堆積したりしたものですが、砂岩層や泥岩層などは、陸から川の流れによって海洋へ運び込まれた砂や泥が堆積したものが元になっています。前回の「長良川本流沿い露頭編その128」の混在岩と考えられる露頭から北へ25mほど進んだところには、砂岩層(地質図上の黒色の×地点)が露出しています。その砂岩層には、1mm~5mmの薄い泥岩層を何枚もはさんだ部分があったり、泥岩層がレンズ状にはさまっている部分があったりします。また、北へ150mほど進んだところにも砂岩層(地質図上の赤色の×地点)が露出しています。観光ホテルの南西方向の長良川左岸にあたります。
地質図において、砂岩層が露出している×地点(黒色と赤色の×地点)は、いずれも黄色(Mss)の中にあり、黄色はおもに砂岩からなる地層です。地質図によると、この砂岩層は混在岩中に分布する砂岩層です。写真が五種類ありますが、上の写真は黒色の×地点の砂岩層(泥岩層を含む)を南から撮ったもので、中上の写真は同じ露頭を西から撮ったものです。真中の写真は、中上の写真のハンマーの右を近づいて撮ったものです。灰色の砂岩層の中に暗灰色の薄い泥岩層がはさまっていて、かつそれが細かい断層で切られているのがわかります。中下の写真は、赤色の×地点(黒色の×地点の150mほど北)の砂岩層を南東からパノラマで撮ったものです。下の写真は、中下の写真の中央少し右を同じく南東から撮ったものです。スケールとして置いてあるハンマーの長さは約28cmです。上と中上、下の写真は同じような写真が二枚並んでいますが、それぞれの写真の黒丸または白丸を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。(地質図はHP「ジオランドぎふ」より 岐阜県博物館提供)





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