長良川本流沿い露頭編 その132 八幡町穀見左岸のチャート中の石灰岩 :郡上市八幡町稲成穀見の左岸露頭(国道156号沿いガソリンスタンドの裏の南方)

  一昨年の11月15日「長良川沿いの石灰岩その4」で紹介した郡上市八幡町穀見のチャート中に石灰岩が入っている露頭を再度紹介します。国道156号を北進し、郡上市八幡町に入り、八幡町の市街地に近づくと最初のコンビニエントストアーが左手(西側)にあります。その北にガソリンスタンドがありますが、越えてすぐ左に入ると、車を止めることができます。コンビニや北に隣接した工場、およびガソリンスタンドの西側の長良川左岸河床に、岩石が露出しています。コンビニや工場の西側に南北に道があり、そこから川へ下りる階段があります。水位が高い時は水面下になりますが、南側と北側に露頭があり、南側にはチャート中に入る石灰岩の露頭があり、北側にはレンズ状のチャートが入っている泥岩層(混在岩)の露頭があります。北側の露頭は次回紹介します。
何度も書いていますが、石灰岩は浅い海で形成し、チャートは深い海で形成します。そして、石灰岩は深い海だと溶けてしまい形成されません。このように石灰岩とチャートは、形成条件が全く違うため、チャート中に石灰岩が入っているように見える産状の形成過程は正確にはわかっていないようです。
地質図において、このチャート中の石灰岩の露頭(×地点)は、灰色(Mmx)の中にあり、灰色はメランジュからなる地層です。このことから判断すると、チャートは混在岩中の大きな岩塊だと考えられます。写真が四種類ありますが、上の写真はチャート中の石灰岩の露頭を南から撮ったもので、中上の写真は上の写真とほぼ同じところを撮ったものです。白っぽい不定形のものが石灰岩で、他の灰色~暗灰色をしたものがチャートです。層状チャートの部分(下部)と層状になっていない部分(上部)がありますが、層状チャートの部分は1cm~10cm厚のチャート層に、灰色をした数mm~5mm厚の泥岩層がはさまっています。チャートと石灰岩の境界は明確です。中上の写真は、「長良川沿いの石灰岩その4」でも使用しています。中下の写真は、上の写真(または中上の写真)の中央下部を近づいて撮ったものです。下の写真は、上の写真(または中上の写真)の露頭を東から(右側から)撮ったものです。スケールとして置いてあるハンマー、シャープペンシルの長さは、それぞれ約28cm、約14cmです。中上と下の写真は同じような写真が二枚並んでいますが、それぞれの写真の白丸を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。(地質図はHP「ジオランドぎふ」より 岐阜県博物館提供)





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