長良川本流沿い露頭編 その190 高鷲町郡上谷橋上流270mほどの溶結凝灰岩(白鳥流紋岩) :郡上市高鷲町郡上谷橋上流270mほどの右岸露頭(高鷲町鮎立と正ヶ洞の境界付近、長良川に架かる堰堤の西)

 郡上市高鷲町鮎立の郡上谷橋の近くに車を止め、右岸沿いを上流に向かって270mほど進むと、溶結凝灰岩の露頭があります。高鷲町鮎立と正ヶ洞の境界辺りで、東には堰堤があります。ここの露頭は表面にコケ類が多く見られるため、割ってみないとどんな岩石かわからない状況です。暗青灰色の溶結凝灰岩で、1mm~5mmの石英とカリ長石、1mm前後の斜長石が含まれています。本質レンズはわからなかったです。水平に近い平行な割れ目が何本か入っています。割れ目は北西-南東を軸として、南西に10°ほど傾いています。

地質図において、この溶結凝灰岩の露頭(×地点)は、黄土色で横線あり(SR)の中にあって、黄土色で横線ありは白鳥流紋岩火山岩類です。周囲にある黄色(AT)、茶色で斜線ありは、それぞれ阿多岐層と呼ばれる湖沼性の堆積物、大日ヶ岳火山の噴出物です。写真が四種類ありますが、上の写真は溶結凝灰岩の露頭を南からパノラマで撮ったもので、中上の写真は上の写真の中央部を南西から(少し右側から)撮ったものです。右少し上から左少し下にかけて、平行に割れ目があるのがわかります。中下の写真は、上の写真の露頭にのぼり西からパノラマで撮ったものです。下の写真は溶結凝灰岩の割った面を接写したもので、写真の縦は2cmです。スケールとして置いてある折れ尺、ハンマーの長さは、それぞれ1m、約28cmです。中上の写真は同じような写真が二枚並んでいますが、写真の下部の白丸を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。(地質図はHP「ジオランドぎふ」より 岐阜県博物館提供)






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