長良川鉄道沿いの地形・地質編 その7 湯の洞温泉口駅~洲原駅間の鉄橋(第一長良川橋梁)下の砂岩、砂岩泥岩互層 :美濃市湯の洞温泉口駅~洲原駅間、湯の洞温泉口駅出発後1分30~45秒後、左車窓より下方を望む

 長良川には、長良川鉄道の鉄橋(40m以上)が15ヶ所にあります。長良川鉄道の鉄橋の中で、長良川の最も下流に架かる橋が第一長良川橋梁です。第一長良川橋梁の上には、東海北陸道の立花橋が架かっています。長良川鉄道では、列車が長良川沿いを走っている時に、車窓から長良川沿いに露出している岩石を見ることもありますが、一瞬しか見られない場合が多いです。ただし、鉄橋で川を横切る時に見られる露頭は、けっこう長い時間見ることができます。

湯の洞温泉口出発後1分30秒~1分45秒後あたりで、第一長良川橋梁を通ります。列車から長良川を眺めると、川底も見え、川の中に岩が露出しているのも確認できます。直接確認はしていませんが、岩石の状態や右岸の露頭の岩石から判断すると、川の中の岩石は砂岩層、砂岩泥岩互層だと思います。橋梁(鉄橋)を渡り終えるとすぐにトンネルに入りますが、その手前で左車窓から下方を見ると、長良川の右岸側(北側)に砂岩泥岩互層が露出しているのがわかります。その露頭は、一昨年の9月30日「長良川本流沿いの露頭その13」で紹介している露頭です。

砂や泥などは、陸地から川によって浅海に運ばれます。砂と泥の混じったものが海底の斜面で移動し、より深い海底へ流れ込む時、粒子の粗い砂は下方に堆積し、その上に粒子の細かい泥が載ります。何回も繰り返して流れ込むと、砂と泥が縞状になって堆積するのです。それが砂泥互層で、固結し岩石になると砂岩泥岩互層です。ここで見られる砂岩泥岩互層は、数cm~20cm厚の暗青灰色をした砂岩層に、1cm~数cm厚の黒色をした泥岩層がはさまっている状況ですが、全体的には砂岩層が目立っています。

地質図を見ると、第一長良川橋梁の下には黄色(Mss)が分布していて、その北のトンネル部はオレンジ色(Mch)が分布しています。黄色はおもに砂岩からなる地層、オレンジ色はおもにチャートからなる地層です。写真が五種類ありますが、上の写真は第一長良川橋梁を通っている最中に車窓から前方を撮ったものです。線路の先にトンネルが見えます。中上の写真は橋梁を渡っている最中に右車窓から撮ったもので、真中の写真は左車窓から下方を撮ったものです。湯の洞温泉口駅出発後1分30秒~45秒ほどのところです。中下の写真は、鉄橋下(長良川右岸)に露出する砂岩泥岩互層を近づいて北からパノラマで撮ったものです。下の写真は、中下の写真と同じ露頭を西から撮ったものです。中下と下の写真は、「長良川本流沿いの露頭その13」でも使用しています。スケールとして置いてあるハンマーの長さは約28cmです。下の写真は同じような写真が二枚並んでいますが、写真の下部の白丸を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。(地質図はHP「ジオランドぎふ」より 岐阜県博物館提供)







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