長良川鉄道沿いの地形・地質編 その28 深戸駅~相生駅間の鉄橋下(上流)のメランジュ(混在岩) :深戸駅~相生駅間、深戸駅から出発して4分弱後(第5長良川橋梁下)、右車窓より下方を望む

前回「長良川鉄道沿いの地形・地質編その27」は、第5長良川橋梁の上において左車窓(下り列車)から見た露頭を紹介しましたが、今回は右車窓から見た露頭を紹介します。深戸駅から相生駅に向かって出発してから約4分後に鉄橋を通ります。それが第5長良川橋梁です。右車窓から下方を見ると、河床に黒っぽい露頭が見えます。混在岩です。左車窓からは凸凹が目立っていてチャート(大きな岩塊)が見えますが、右車窓からは河床から顔を出した感じの露頭で左車窓と比べると平らに近いです。上の写真の赤丸で囲った露頭は橋脚から上流へ20m強にありますが、そこからさらに40mほど上流へ進むと、チャートや珪質粘土岩の大きな岩塊が見られます。(昨年の4月25日「長良川本流沿い露頭編その122」で紹介)

混在岩は、基質である泥岩の中に大小の礫(岩塊)が含まれる岩石です。ここの混在岩は、基質である黒色泥岩には割れ目が弱いながらもあり、入っている礫は灰色の砂岩が多いですが、チャートもあります。礫の大きさは数cm~10cm径のものが多いですが、数10cm~50cm径のものもあります。

地質図において、右車窓から見える露頭(×地点)は灰色(Mmx)の中にあり、灰色はメランジュからなる地層です。写真が五種類ありますが、上の写真は右車窓から下方を望んで撮ったものです。中上の写真は上の写真の赤丸で囲った露頭を近づいて南西からパノラマで撮ったもので、真中の写真は中上の写真の中央部を撮ったものです。中下の写真は、中上の写真(または真中の写真)に写っているハンマー付近をより近づいて撮ったものです。ハンマーの左と、その左上に礫が計3個写っていますが、いずれも砂岩です。下の写真は、露頭から見上げて列車を撮ったものです。スケールとして置いてあるハンマーの長さは約28cmです。真中と中下の写真は同じような写真が二枚並んでいますが、それぞれの写真にある白丸または黒丸を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。(地質図はHP「ジオランドぎふ」より 岐阜県博物館提供)







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