展示物と立体視その5(鉱物の結晶と立体視)
博物館に展示された鉱物は、基本的に小さいものが多いので、左眼用と右眼用写真を撮るにはそれほど離す必要がないです。そのため、カメラを平行に数cm~10数cm移動して、2回撮れば立体写真の撮影はできます。2回撮りは、カメラを回転させずに、平行に動かすことが重要になりますが、カメラを展示ガラスに対して垂直にすると、平行に動かして撮ることがわりと楽にできます。
鉱物の立体視のよさは、何といっても、結晶形の美しさを立体感もって見られることです。特に、結晶の形が明確な鉱物(水晶、黄鉄鉱、蛍石など)は立体視で見ると、1枚の写真で見るよりもよりリアルに見えます。立体視によって、鉱物の独自の結晶の形である六角柱状、立方体、正八面体などの立体をとらえることができます。立体でとらえることによって、直線と平面によって構成される結晶の美しさが強調されます。また鉱物によっては、ある決まった平面で割れやすい場合があり、その面を劈開(へきかい)面と呼びますが、立体視で見ることによって、その平面の美しさが強調されます。ただし、結晶面は光を反射するため、写す角度によっては結晶面全体が光って、立体視に違和感が出てくる場合があります。
写真は6種類ありますが、上から順番にカリ長石と石英“煙水晶”(中津川市鉱物博物館)、黄鉄鉱(中津川市鉱物博物館)、蛍石(岐阜県博物館)、トパーズ(ミュージアム鉱研地球の宝石箱)、石英“水晶”(中津川市鉱物博物館)、鉄ばんザクロ石(ミュージアム鉱研地球の宝石箱)です。
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