展示物と立体視その8(番外編 城と立体視)

2回の撮影による立体写真作成は、被写体と近辺のものが動かないこと、被写体の手前に写り込みするものがないことの2点がクリアできれば、可能です。そのため、露頭や展示物だけではなく、城などの立体感がある建物も立体視との相性がよいと思います。城などの建物は、手前に写り込みするもの(木の枝など)がなく、人の映り込みがなければ、立体写真用の写真を割と楽に撮ることができます。天守閣や櫓などは石垣の上に建てられているので、石垣の上部より上方を撮れば、人の写りこみがない写真になることが多いです。

立体視では、立方体や直方体だけではなく、装飾があった方が立体感を感じ取ることができ、そのものがもつ美しさがよりわかると思います。特に、天守閣には屋根に破風(はふ)と呼ばれる立体的な造形があり、立体視で見ることによって、城の立体感が強調されます。

写真は5種類ありますが、上から順に、彦根城(滋賀県彦根市)、松江城(島根県松江市)、岡崎城(愛知県岡崎市)、郡上八幡城(岐阜県郡上市)、大垣城(岐阜県大垣市)です。写真の下方にある左右の白丸を、遠くを見るようにして重ね合わせることができると立体に見ることができます。






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