板取川沿いの岩石 その8(関市洞戸栗原:石灰岩チャート互層)

 8月12日の長良川沿いの石灰岩その3」で紹介した石灰岩とチャートが交互に堆積しているように見える岩石(石灰岩チャート互層)が板取川沿いにも露出しています。前にも述べましたが、基本的には石灰岩とチャートでは堆積する水深が異なるなど形成条件が違うため、石灰岩チャート互層の形成過程は正確にはわかっていないようです。

美濃市から関市洞戸に向かう県道81号美濃洞戸線で、突き当りである関市洞戸事務所前交差点まで進み、右折して国道256号を北進します。栗原の表示を過ぎさらに進むと、栗原橋があります。栗原橋から右手(東)を見ると、板取川左岸に岩石が露出しています。そこに露出しているのが石灰岩チャート互層とチャート層です。栗原橋を渡ると東に鮎料理店がありますが、そこを越えて川の左岸(北側)を歩いていきます。

写真が三種類ありますが、上の写真は石灰岩チャート互層を南東から撮ったもので、真中の写真は上の写真の一部を近づいて撮ったものです。下の写真は他の場所の石灰岩チャート互層を同じく南東から撮ったものです。三枚とも同じような写真が2枚並んでいますが、それぞれの写真を左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、下の●を重ね合わせるようにすると立体的に見えます。特に真中の写真において、へこんで見えるところが石灰岩で、出っ張ってみえるところがチャートです。



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