長良川本流沿い露頭編 その12 美濃市保木脇の玄武岩の岩塊・珪質粘土岩・砂岩と間に入り込む泥岩、及び石灰岩の岩塊 :美濃市保木脇左岸露頭(立花のメランジュ露頭の対岸)

 「長良川本流沿い露頭編その11」で紹介した美濃市立花のメランジュ露頭の対岸(美濃市保木脇)にも、メランジュの露頭が見られます。美濃帯堆積岩類におけるメランジュは、泥岩の基質中にさまざまな種類(玄武岩・石灰岩・チャート・珪質泥岩・砂岩など)や大きさの礫、岩塊を含みます。ここでは基質である泥岩が数m径の玄武岩の岩塊を含むとともに、珪質粘土岩と砂岩の間に入り込んでいるという状況が確認できます。また、北へ40mほど離れた露頭では、石灰岩の岩塊と石灰岩質の角礫岩が見られます。

対岸のメランジュと同様に、砂岩層とチャート層の間に断層で挟まれて分布し、地質図には表現できる厚さのものではないため表現されていません。×地点の北東に分布する黄色(Mss)はおもに砂岩からなる地層で、南西に分布するオレンジ色(Mch)はおもにチャートからなる地層です。写真が五種類ありますが、上の写真は玄武岩の岩塊周辺を北からパノラマで撮ったもので、中上の写真は上の写真の中央を撮ったものです。真中の写真は、玄武岩と基質の泥岩が接触している部分を近づいて撮ったものです。位置は、上の写真の「泥岩」と表記してあるところです。中下の写真は、北(上流)へ40mほど進んだ東露頭を西からパノラマで撮ったものです。左側には石灰岩が角礫となって固結している石灰岩質角礫岩、右側には石灰岩の岩塊があります。下の写真は、中下の写真の中央部を同じく西から撮ったものです。スケールとして置いてあるハンマー、黄色の定規の長さはそれぞれ約28cm、約20cmです。中上と下の写真は同じような写真が二枚並んでいますが、それぞれの写真の白丸を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。(地質図はHP「ジオランドぎふ」より 岐阜県博物館提供)







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