HP作成 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 1月 23, 2022 ()「google site」を使いHPを作成しました。 美濃地学まだまだ途中ですがよろしくお願いします。(すべらない砂甲子園 岐阜県代表 黒の粒組)それぞれの写真の〇を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ コメント
都市(名古屋)で見られる化石 その14 :アンモナイトの化石の断面とドーナツの断面 2月 22, 2024 建築石材の中に入っているアンモナイトの化石は、博物館で見るアンモナイトとは異なり、平面形(断面)でしか見ることができません。博物館で見るアンモナイトは、アンモナイトの特徴を示すように展示されていて、あくまでも立体です。それに対して、 都市で見られるアンモナイトは、石材の中に入っているため、いろいろな断面でカットされています。見慣れていないと、せっかくアンモナイトを探しても、本当にアンモナイトかどうかがわからないでしょう。そのため、どのようにカットされると、どのように見えるのかを理解しておく必要があります。カットによってアンモナイトがどのように見えるかを示すために、アンモナイトの断面をドーナツの断面と比較してみました。アンモナイトの断面の写真は、名古屋駅周辺のジュラマーブルイエローの石材中に見られるものを使用しました。 写真は7種類あります。アンモナイトの断面に合わせて、ドーナツを切ってみました。1番上の写真以外は、アンモナイトの断面を上に、その断面に合わせて切断したドーナツを下に載せました。ドーナツは1番上の写真と同じものを切りました。2番目の写真は、平面に対して平行に切った横断面です。これはアンモナイトであることがわかるでしょう。3番目の写真は平面に対して垂直に切った縦断面で、4番目の写真はななめに切った断面です。アンモナイトの切り方によって、断面の見え方がこれだけ違うのです。特に、一番下の写真のように切られていたら最初はなかなかわからないでしょう。 美濃地学 - 地学のおもしろさを、美濃から (minotigaku.com) 続きを読む
都市(名古屋)で見られる化石 その5 :名古屋駅タワーズプラザ12階レストラン街+α 1月 18, 2024 名古屋駅周辺のビル群にも、ところどころでアンモナイトなどの化石が見られます。SNSで化石が紹介されていて、今まで気付かなかったけれど、「こんなところにあったのか。」と驚くこともあります。もちろん網羅することはできませんが、名古屋駅周辺で見られる化石を何回かに渡って紹介したいと思います。まず、JRセントラルタワーズからです。タワーズプラザでは12階の一部の壁で化石が見られます。12階はレストラン街で、食事時は混雑していますので、それ以外の時間で見て回るのがよいでしょう。地下鉄名古屋駅の9番出入口、8番出入口、地下のゲートウォークと同様に、タワーズプラザ12階の一部の壁はドイツ産のジュラマーブルイエローです。少し時間があって、少し注意をして見ることができれば、アンモナイト、ベレムナイト、海綿動物などを必ず確認できるでしょう。そのくらい化石が多く入っています。 また、JR名古屋タカシマヤの南エレベーター床にもアンモナイトが見られます。南エレベーターは4基ありますが、向かって左から2番目のエレベーターで、入って奥右手の床にあります。石材は、イタリア産ペルリーノロザートのようです。ペルリーノロザートは、基本はピンク色の大理石です。線模様が雷光のようなギザギザした形で入っていて、その線は石材の地の色を濃くしたような色や濃いグレーをしています。大理石は炭酸カルシウムが結晶化した方解石からできていますので、基本的には白い色をしています。しかし、方解石以外の鉱物が含まれると色が変わってきます。ペルリーノロザートのようなピンク色は、赤鉄鉱(ヘマタイト)や酸化鉄による色です。 写真は6枚ありますが、上5枚はタワースプラザ12階レストラン街の壁の写真で、1番下の写真はタカシマヤ南エレベーター内のアンモナイトです。1番上の写真は12階レストラン街の壁を斜めから撮ったもので、中央左下(赤丸の位置)に写っているアンモナイトを近づいて撮ったものが2番目の写真です。2、3、4番目の写真はアンモナイトで、5番目の写真はベレムナイトです。1番上の写真以外はスケールがついていますが、指を一緒に撮った写真から長さを読み取ってつけたものですから、正確さはやや欠けます。 美濃地学 - 地学のおもしろさを、美濃から (minotigaku.com) 続きを読む
都市で見られる化石 その26(おまけ:横浜) :横浜ランドマークタワー内ランドマークプラザの化石 5月 08, 2024 アーバンジオロジーという言葉を聞いたことがありますか。「アーバン」は「都市」、「ジオロジー」は「地質学」ですから、都市の地質学ということになります。 「大阪市自然史博物館( 1996 )ミニガイド No.13 「ビルの石材 - アーバンジオロジー入門 - 」」には、「 街中で岩石や化石を調べたり観察したりする楽しみはアーバンジオロジーと呼ばれています。」と書いてあります。また、「後藤仁敏ほか( 1999 )地学教育と科学運動 32 号「ランドマークは化石の宝庫―横浜みなとみらい地区のアーバン地質学序説―」」には、「化石や岩石は野外で自然の状態のまま観察することが基本である。しかし、都市の石材はきれいに磨かれており、その点では野外で見るよりも、化石や鉱物をよく観察することができる。そこに、アーバン地質学(都市の地質学)の醍醐味があるのだろう。」と書かれてあります。本来、地質学( ジオロジー )は大地を調べることによって、地球が歩んできた歴史や出来事を明らかにするとともに、今後の地球の姿についても考えていく学問です。そのため、地球の一員である我々誰もが関わることができる、また関わるべき学問だと思います。特に都市(アーバン)においては、化石や岩石は探せばいたるところにあります。それを観察したり調べたりすることで、自然に興味をもち、自然を守ろうという意識を強く持つことにつながると考えます。そのようなアーバンジオロジーの観点で、今まで札幌市、東京都、名古屋市、大阪市などにおいて、1980年代から何冊か書籍が発刊されています。 今回は名古屋ではなく、私用で横浜に行きましたので、横浜市のランドマークタワー(1993年7月完成)で見られる化石を紹介します。 写真は8枚ありますが、いずれも横浜ランドマークタワー内ランドマークプラザの写真です。上から5枚目までの写真はランドマークプラザの柱に見られるアンモナイトで、いずれの石材もイタリア産のペルリーノロザートです。1番上の写真は2階の柱で、その赤丸の位置を近づいて撮ったものが2枚目の写真です。3枚目の写真は3階の柱で、その赤丸の位置を近づいて撮ったものが4枚目の写真です。いずれもアンモナイトです。5枚目の写真は、4階の柱で見られるアンモナイトの化石です。ランドマークプラザの柱は同じ石材ですので、他の柱にもアンモナイトは入って... 続きを読む
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