長良川鉄道沿いの地形・地質編 その17 大矢駅~福野駅間の下田橋南のメランジュ(混在岩とチャート岩塊)(長良川右岸) :大矢駅~福野駅間、大矢駅から出発して約45秒後の長良川対岸、左車窓より

 昨年の1月23日「長良川本流沿い露頭編その76」で紹介した混在岩とチャート岩塊の露頭は、対岸ですが車窓から見ることができますので紹介します。大矢駅から出発して約45秒後に左車窓から長良川対岸(右岸)を眺めると、黒っぽい岩が露出しています。メランジュからなる地層が分布していますので、全体的には混在岩ですが、巨大な岩塊としてチャートが含まれている場所があります。ここの混在岩は、基質となっている黒色泥岩の中に、おもに数cm~20cm径の灰色をした砂岩が入っています。大きなものは、50cm以上の径をした砂岩もあります。チャートは、南北5m、東西10m以上の巨大な岩塊です。1cm~6cmの厚さで淡青灰色~暗灰色をしたチャート層に、数mm~5mmの厚さで灰色をした泥岩層がはさまる層状チャートです。

地質図において、この混在岩や層状チャートの岩塊の露頭(×地点)は灰色(Mmx)の中にあり、灰色はメランジュからなる地層です。写真が四種類ありますが、上の写真は大矢駅出発後45秒ほどたったところで、左車窓から(東から)長良川対岸を撮ったものです。中上の写真は、層状チャートの岩塊を含んだ混在岩の露頭を西からパノラマで撮ったものです。上の写真の赤丸で囲った部分を近づいて撮りました。ほぼ中央に層状チャートの岩塊が写っています。中下の写真は、中上の写真の中央部付近を撮ったものです。下の写真は同じ露頭を北からパノラマで撮ったもので、混在岩と層状チャートが接しているのがわかります。ハンマーのグリップの下の黒っぽい岩石が混在岩で、ハンマーより上の白っぽい岩石が層状チャートです。なお、中上と中下、下の写真は、「長良川本流沿い露頭編その76」でも使用しています。スケールとして置いてあるハンマーの長さは約28cmです。中下の写真は同じような写真が二枚並んでいますが、写真の下部の白丸を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。(地質図はHP「ジオランドぎふ」より 岐阜県博物館提供)





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