長良川鉄道の車窓からみた岩石 その4

 

「長良川鉄道の車窓からみた岩石その3」の場所から北(長良川上流)へ400mほどのところに混在岩、チャート層、貫入岩が長良川右岸に露出しています。長良川鉄道からは、下りの列車でみなみ子宝温泉駅を出て、約25秒後に左の車窓から見えます。長良川右岸の先には還流丘陵が見えますが、これについては「長良川鉄道の車窓からみた岩石その5」で紹介します。

写真は四種類ありますが、一番上の写真は列車の車窓から長良川右岸を撮ったものです。上から二番目の写真は混在岩を、下から二番目の写真はチャート層を、一番下の写真はチャート層中の貫入岩を撮ったものです。一番上の写真以外は、長良川右岸で東から撮りました。上から二番目の混在岩は、黒色の泥岩基質に数cm~数10cmの径をもつ砂岩の岩塊が入っています。一番下の貫入岩(写真では茶色っぽく見える部分)は1mm以下の石英が点在していますので石英斑岩と思われますが、幅2mほどでチャート層を貫入しています。

一番上の写真以外は三種類とも、同じような写真が二枚並んでいますが、写真の下にある黒丸または白丸を左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重なり合わせるように見ると立体的に見えます。






コメント

このブログの人気の投稿

長良川鉄道沿いの地形・地質編 その45 「ジオ鉄」って何?

都市(名古屋)で見られる化石 その14 :アンモナイトの化石の断面とドーナツの断面

都市(名古屋)で見られる化石 その7 :名古屋駅近辺ミッドランドスクエア3階の壁の厚歯二枚貝、柱のサンゴ