板取川沿いの岩石 その9(関市洞戸栗原:チャート層)
板取川沿いの岩石 その9(関市洞戸栗原:チャート層)
洞戸栗原から洞戸高見にかけて、板取川沿いに分布する美濃帯堆積岩類は、主にチャート層と何らかの力を受けて形状が変化した砂岩泥岩互層(破断砂岩泥岩互層と呼ぶ)です。関市洞戸事務所東の国道256号を北進し、栗原橋まで進み左側を見ると、チャート層が露出しています。栗原橋の手前で車を止め、東40mほどのところに川原へ下りる階段がありますので、そこを通って川原へ下り、川原沿いを上流(西)に向かって進みます。
チャート層は、チャートの層と層の間にうすい泥岩の層がはさまっているのが一般的ですが、ここのチャート層は間にはさまっている泥岩層が厚いのです。チャート層は淡青灰色をしていて、数cm~10cmほどの層厚です。間にはさまる泥岩層は灰色をしていて、2cm~15cmほどの層厚です。また、真中の写真のようにチャート層が切れたり、変形したりしています。
写真が三種類ありますが、上の写真はチャート層を北東から撮ったもので、真中の写真は上の写真の一部を近づいて撮ったものです。下の写真は上に登って南西から撮ったものです。三枚とも同じような写真が2枚並んでいますが、それぞれの写真の下の●を左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。
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