県内美濃地方編 その6 各務原市周辺6 チャート層の褶曲 :関市迫間不動の展望台の北側道路沿い

 迫間不動の展望台は住所でいくと関市ですが、展望台から見渡せるのは各務原市ですので、各務原市周辺の中で紹介します。20年ほど前は、展望台から南を向くと各務原市が広く見渡せ、チャートでできている山地は高く、砂岩でできている山地は低いという地形の違いを見ることができました。しかし、現在は展望台の周囲の木が成長し、以前のように広く見渡すことができません。

展望台の北側に道がありますが、その道沿いに露頭があり、チャート層の褶曲がよく見えます。地層が波打つように変形したものを褶曲といいますが、上に凸の部分(高まったところ)を背斜、下に凹んだ部分(低くなったところ)を向斜とよびます。一つの露頭で背斜と向斜を見ることができます。

写真が三種類ありますが、上の写真は展望台の北側の道路沿いの露頭をパノラマで撮ったもので、真中の写真は向斜を正面から(北から)撮ったものです。下の写真は北西から撮ったものです。真中と下の写真は同じような写真が二枚並んでいますが、写真の下にある●を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。




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