県内美濃地方編 その32 美濃加茂市・可児市周辺16 御嵩町みたけの森内の平牧層の露頭(流路堆積の痕) :可児郡御嵩町南山の南山トンネル西からみたけの森へ続く林道沿いの露頭(入口から100m強進んだ左側)

   前回は瑞浪市の日吉小・中学校西側で見られる流路の堆積の痕を紹介しましたが、同じように凝灰質の堆積岩層を掘り込んで堆積したと思われる流路の堆積の痕が御嵩町の平牧 層で見られますので紹介します。国道21号可児御嵩バイパスの南山団地入口交差点を南進し、約1.0kmのところで南山トンネルが見えます。トンネルの手前から右手に南へ入る細い道がありますので、そこを50mほど進むと、切通しになっていて道の両側に巨岩塊を含む凝灰岩の露頭があります(県内美濃地方編その20美濃加茂市・可児市周辺10で紹介)。そこからさらに60mほど進むと、左側に露頭があります。露頭全体は凝灰質砂岩、凝灰質泥岩などからなっていますが、砂岩泥岩互層を掘り込んだ形で凝灰質泥岩が堆積しているのがわかります。

  写真が三種類ありますが、上の写真は流路の痕と思われるところをパノラマで南西から撮ったもので、その中央部分を撮ったものが真中の写真です。下の写真は同じ場所を斜めから(南から)撮ったものです。真中と下の写真は同じような写真が二枚並んでいますが、写真の下にある白丸を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。









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