長良川本流沿い露頭編 その10 美濃市立花橋上流のチャート中のドロストーン、チャート-ドロストーンの互層 :美濃市保木脇立花橋上流200mほど左岸露頭

   美濃市保木脇・立花の立花橋周辺は、美濃帯堆積岩類のいろいろな岩石が露出しています。立花橋の200mほど上流の左岸河床露頭には、チャート中にドロストーンが入った露頭やチャートとドロストーンが互層になった露頭が見られます。ドロストーンは、ドロマイト(CaMg(CO3)2)からなる岩石です。ドロマイトは、石灰岩を構成しているCaCO中のカルシウム分が、海水中でマグネシウムに置き換わったものと考えられています。9月23日の「長良川本流沿い露頭編その8」でも紹介したように、チャートと石灰岩は、形成条件が全く違う(石灰岩は浅い海で形成し、チャートは深い海で形成)ため、チャートと石灰岩が積み重なるように見える産状やチャートの中に石灰岩が入っているように見える産状の形成過程は正確にはわかっていないようです。

地質図の×地点が立花橋上流200mほどの左岸です。地質図においては、オレンジ色(Mch)となっていて、おもにチャートからなる地層として表記されています。写真が五種類ありますが、上の写真はチャート中にドロストーンが入った露頭を南東からパノラマで撮ったもので、中上の写真は上の写真の中央部を南から撮ったものです。真中の写真は、上の写真の右側下部を近づいて南西から撮ったものです。中下の写真は、上の写真のハンマーの左上の部分を中心に東からパノラマで撮ったもので、右側に写っているハンマーの周辺でチャートとドロストーンが交互に積み重なっていること(チャート-ドロストーンの互層)が確認できます。下の写真は中下の写真の右側を北東から撮りました。スケールとして置いてあるハンマーとシャープペンシルの長さはそれぞれ約28cm、約14cmです。中上と真中、下の写真は同じような写真が二枚並んでいますが、それぞれの写真の白丸を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。(地質図はHP「ジオランドぎふ」より 岐阜県博物館提供)







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