長良川本流沿い露頭編 その93 美並町門福手の混在岩 :郡上市山田門福手右岸河床露頭(高圧線のほぼ下)

   一昨年の9月13日「長良川沿いのメランジュその6」で紹介した郡上市美並町門福手(深戸の対岸)の混在岩を再度紹介します。国道156号を北進し、美並町の三日市トンネルを通り抜けると、交差点があり、左に新美並橋があります。その新美並橋を渡り、右折し上流へ向かうと、200m弱進んだ道路脇にスペースがあります。徒歩で河原へ下り、川沿いを上流に向けてしばらく歩くと、高圧線の下近辺に混在岩が露出しています。

地質図によると、この露頭は灰色(Mmx)の中にあり、灰色はメランジュからなる地層です。メランジュは、美濃帯堆積岩類のように海洋で堆積したものがプレートにのって移動し、大陸の縁(現在の日本列島)にくっついた付加体堆積物に特徴的な地質体です。基質となる泥岩に大小さまざまな岩塊が入っている状態で露出しているため、岩石としては混在岩と呼ばれます。ここの露頭の混在岩は、黒色の泥岩の中に、おもに数cm~20cm径の砂岩とチャートの礫(岩塊)が含まれている岩石です。礫で大きなものは30cm~40cmの径をした砂岩やチャートもあります。

写真が四種類ありますが、上の写真は河床の混在岩の露頭を北西から撮ったもので、中上の写真は上の写真に写っているハンマーの右あたりを近づいて撮ったものです。ハンマーの右にある灰色の礫は砂岩です。中下の写真は他の場所を南東から撮ったもので、ハンマーの右上にある角ばった灰色の礫はチャートです。下の写真は、露頭全体を南西からパノラマで撮ったものです。なお、上と中上の写真は長良川沿いのメランジュその6」でも使用しています。スケールとして置いてあるハンマーの長さは約28cmです。上と中上、中下の写真は同じような写真が二枚並んでいますが、それぞれの写真の白丸を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。(地質図はHP「ジオランドぎふ」より 岐阜県博物館提供)






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