県外編 その34 熊本県南阿蘇村の白川水源 :熊本県阿蘇郡南阿蘇村白川

阿蘇地域は湧水が豊富です。多くある湧水地の中でも特に有名なのが、環境省の名水百選にも選ばれている白川水源です。白川水源は、「白川吉見神社」境内から年間を通じて水温14℃の水が湧き出ていて、熊本市内の中央を流れる白川の源となっています。HP「南阿蘇村」によると、湧水量は毎分60トンとなっています。毎分60トンの水と聞いてもピンときませんが、小学校の25mプール(縦25m×横12.5m×深さ1.35m)の水が約420トンなので、25mプールが7分ほどで満水になるという量です。別の見方をすると、家庭用の風呂の浴槽は大きめで約280リットル(=0.28トン)なので、毎分215杯、毎秒3.5杯ほどの浴槽の水がたまるということになります。それほど大量の水が湧き出ているのです。

白川水源の湧水は、阿蘇カルデラ周辺に降った雨水がもとになっているようです。普通降った雨水は、川として地表を流れることが多いです。しかし、阿蘇地域は地表近くの地質が火山灰や火山岩からできているため、多孔質で水が浸透しやすい性質をもっています。そのため、雨水が地表を流れることは少なく、地下に浸透してしまいます。多孔質の火山性の堆積物の間を通り抜けることにより、浄化されながら地下水となります。そして、地下を流れていた水が地形の関係で地表に出てきた時に、湧水となるのです。

写真は五種類ありますが、いずれも白川水源の湧水池の写真です。中上の写真は水汲み場を撮ったものです。真中と中下の写真は湧水地点を撮ったもので、近づいて撮ったものが下の写真です。すべての写真は同じような写真が二枚並んでいますが、それぞれの写真の下の黒丸や白丸を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。






コメント

このブログの人気の投稿

都市(名古屋)で見られる化石 その5 :名古屋駅タワーズプラザ12階レストラン街+α

都市(名古屋)で見られる化石 その6 :名古屋駅近辺ミッドランドスクエア1階

都市(名古屋)で見られる化石 その7 :名古屋駅近辺ミッドランドスクエア3階の壁の厚歯二枚貝、柱のサンゴ