県外編 その40 石川県宝達志水町~羽咋市の千里浜なぎさドライブウェイ(千里浜IC近くなど) :石川県羽咋郡宝達志水町今浜~羽咋市千里浜町の千里浜なぎさドライブウェイ
石川県羽咋郡宝達志水町今浜~羽咋市千里浜町をつなぐ約8kmの千里浜なぎさドライブウェイは、日本で唯一、一般の自動車やバスでも海岸線の砂浜の波打ち際を走ることができる道路です。
砂浜ができるには、河川によって砂が海へ多く運ばれ、かつ沿岸流などの流れによって河川から供給された砂が海岸に集められる必要があります。ここの場合は、千里浜より約40km南西に位置する手取川、千里浜周辺の大海川や宝達川が運んできた土砂が、沿岸流(対馬海流)や北西の季節風によって移動し、かつ羽咋市の北に位置する滝崎が土砂をUターンさせ、千里浜に集められるためのようです。
しかし、ダム建設などによって河川からの砂の供給が減ったり、沿岸流などの流れが変化したり、高波などで砂が沖に移動したりすることによって、砂浜内の砂が減ってしまうことがあります。砂の供給、移動のバランスによって、海岸の砂浜が維持されているのです。実際にこの砂浜も、砂が減り狭くなってきているため、砂を供給する工事や消波ブロックの設置工事などを行っているようです。
この海岸線の砂は細かく、地形の関係で海水を常に含むことで、力が加わる路面は固くなっています。手取川によって運ばれた土砂は、河口部において粒径の細かいものほど沖合に運ばれます。そして、対馬海流によって北東へ移動し、砂浜の砂となるのです。そのため、手取川河口から離れるほど海岸の砂は細かく、40kmほど離れた千里浜周辺は非常に細かく均一な砂で構成されているのです。(百瀬年彦 2018 千里浜にたどり着くはずの砂の行方を追う H30土壌物理学会大会 による)。
例えば、小麦粉など細かく粒の揃った粒子に水を加え、どろどろになった状態のものを握りしめると一瞬で固くなります。力を加えないと、どろどろの液体状に戻ります。この現象のことをダイレタンシーと呼びます。この現象がドライブウェイでも起こっていて、細かく均一な砂に海水が混じり、タイヤの圧力がかかる路面は固くなるのです。だから、ドライブウェイの砂浜でも、水分が加わって淡褐色に見える部分はよいのですが、白くなって乾いている部分では、全体が固くなることなく、力を加えると、砂粒一粒一粒がバラバラに移動してしまうため、タイヤが空転し自力では動けなくなることもあるようです。
写真は六種類ありますが、一番上の写真は千里浜なぎさドライブウェイの千里浜IC近くで撮ったものです。2番目の写真は、上の写真の左上に写っている千里浜なぎさドライブウェイの石碑を撮りました。3番目の写真は石碑辺りからドライブウェイを見下ろして撮ったもので、4番目の写真は千里浜IC近くからドライブウェイを撮ったものです。5番目の写真は、ドライブウェイを千里浜ICから今浜ICに向かって進み、その途中で海を望んで撮ったものです。6番目(一番下)の写真は、今浜ICのところで撮りました。2~6番目の写真は同じような写真が二枚並んでいますが、それぞれの写真の下の白丸または黒丸を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。






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